ほぼ無意識のところを少し変えていくことが大切
体は無意識の動きが95パーセント以上です。
これは顕在意識と潜在意識の話と重なります。
気がつくと足を組んでいた・・・
気がつくと猫背になっている・・・
気がつくと片側の足に体重をかけている・・・
いつの間にか、気がつくと・・・そんな行動が殆どなんです。
無意識の行動が思わしくない方向へ重なると体に不調が出てきます。
思わしくない方向というのは、ここではみなさん本来生まれもって体に癖を持っていますが、それが『個性』とするならば(検査でそれをみています)それがいきすぎても強く体に出てしまいますし逆の方向へ引っ張られるような動きが出てくると体は違和感が出てエネルギーバランスが整わなくなってきます。
簡単に言うと体の使い方、スポーツによる動き、ストレスだったり外傷によってバランスが崩れることが多いです。
施術もほとんどできない本来の状態が崩れてしまった事例
具体例で言うと
今、むち打ちからの不調が出ているクライアントさんが来院されています。
当院に来る前は自宅から近い整体や病院へ行っていました。
施術を受けたその日は良いのですが、だんだんと違和感が出てきていました。
それがどこに違和感があるのか自分では見当がつかないのですが「最悪な状態」だとおっしゃっていました。
そんな状態でしたので来院時は、目がうつろ、体のエネルギーも電池切れのような状態でした・・・。
問診をすると、後頭部が痛い頭痛、首こりもある、座骨神経痛、胃腸の状態も悪い、疲れやすい・・・など様々な不調を訴えていました。
施術もあちこちがガチガチで可動域が出ない、筋緊張が強くてどこを触っても痛がってしまい、私も今まで経験したことがないほど圧を最小にして軽いタッチのみで終わらせました。
それでも4日後の2回目は「すごく楽になった」と嬉しそうに来院されました。
施術の中で検査をしました。
そこでわかったことは・・・
このかたの本来の重心のかけ方から全く逆の方向へ体重をかけるように指導を受けて体も調整されていました・・・。
だから不調なわけです・・・。
これには私も驚きました。
本人もその施術を受けてから股関節は痛いし、全体的にすごく違和感が出てきたとのこと。
歩き方の指導も受けて本来のバランスとは逆方向へ常に意識して立っていたそうです。
残りのわずか数パーセントだけ意識して生活してもらうとことが大切
そこで、私は本来の状態へ戻すように施術をして立ち方の指導もしました。
指導法をお伝えしているのは、残りの数パーセントの顕在意識にインプットしてもらい「意識」して生活に取り込んでもらう事を大切にしています。
「この立ち方はすごく立ちやすい!」と喜ばれて帰宅されました。
その後施術を数回受けていただいてますが、今では自宅メンテナンスもお伝えしているので3週間くらいあけても頭痛の回数が減ったと大変喜ばれています。
何よりも軽いタッチで触れることしかできなかったのがしっかりと可動域も出て施術をしても痛がらずになり私も施術がしやすくなっています。
ご本人は「本当にここへ来てよかった」と言ってくださっています。
左右均等に体を整えることが理想的だと言われていますが、そういう考え方ではなくそれ以上に本来持っているその方の「個性」をしっかりと検査してみています。
一人一人施術や指導は違います!!
それを把握した上で、ご自身で体をよくしていく意識👉顕在意識を使ってもらう自己メンテナンスをお伝えしています!!