産後の2ヶ月の方が来院されました。
主訴は背部痛です。
一般的には背部痛の理由はギックリ腰と同じ説明がつきます。
ギックリ腰は言葉から連想できますが、腰の力が抜けてしまう感じになります。
腰の力が抜けてしまえば、背部に力を入れて活動するようになります。
そうすると、必然的に背中はパンパン。
背中が痛くて寝返りを打つのもやっとの方もいます。
と言う説明は運動器や体の面からの説明です。
しかし、それではきっと繰り返すでしょう・・・ということで、それよりももっと深いところを検査してみるようにしています。
この方は検査の結果
○後天的に骨盤が開いている
○心的ストレスがあった
○平衡覚もかなりぶれていた
○腔圧が抜けている
これらの要素が絡み合って背部痛が出ていました。
心的ストレスがあると胸椎の一部にストレスがかかります。
体はぶれないように、肩甲骨や腸骨(骨盤の骨)や周囲筋にストレスがかかります。
体は外の圧力に影響を受けます。
体の中の圧力が抜けてしまうと、覿面に外的圧力に負けてしまいます。
天気に左右される方は、腔圧が抜けている可能性があります。
腔圧が抜けることによっての症状としては、
⭐️天気に左右される
⭐️眼精疲労が強い
⭐️ストレートネック
⭐️O脚・X脚
⭐️巻き肩
⭐️尿漏れ
⭐️痔がある
⭐️トイレが近い
⭐️子宮脱
⭐️おならが止まらない
⭐️げっぷが止まらない
⭐️顎関節症
⭐️歯ぎしり・嚙みしめが強い
などなど挙げるとまだまだたくさんあるのですが・・・
産後の方は、尿漏れがなかなか治らない方が多いのではないでしょうか?
また、心的ストレスもかなり強い方が多いです。
どうして、今の不調があるのか?
背部痛の原因はこの方は、背部の筋肉や骨格が原因ではありませんでした。
初回に呼吸法をお伝えして自宅で実践してもらい、背部痛は1度の施術でかなり取れています。
あとは、腔圧が抜けないようにストレッチをお伝えしました。
次回施術時にはきっと変わってくると思いますので今後が楽しみです。
そうなった理由はもっと深いところにあります。
表面上のリハビリやストレッチでは取れないのです。
だって、そこにしかアプローチしていないのだから・・・。
原因をしっかりと探って早期解決を目指しています。